こんにちは、マンション管理士・税理士の深谷高史(ふかやたかし)です。
自分の事務所用の会計ソフトを変更しました。
freee会計からマネーフォワードへ…
今回のブログでは私の会計ソフト遍歴と使用感についてお話しします。
公平性はありません。
経験談です!
会計ソフトをコロコロ変える
私は自分の事務所用の会計ソフトをコロコロ変えます。
およそ3年ごとくらいの頻度です。
最初はマイクロソフトの自作エクセルでがんばってました。
これは無駄な努力でした。
最初に買った会計ソフトは「わくわく財務会計」でした。
当時のメーカー名は株式会社ピクシス、現在は株式会社コラボです。
ふつうに仕訳帳、総勘定元帳、試算表、貸借対照表、損益計算書を作成することができました。
所得税確定申告書に添付する青色決算書も作成できました。
シンプルで良い会計ソフトです。
2つ目に買った会計ソフトは「やよいの青色申告」でした。
有名ですね。
弥生への変更のタイミングは平成から令和への元号の切り替え時でした。
画面の見やすさは素晴らしいですね。
「やよいの青色申告」を使って電子申告もしました!
クラウド会計に挑戦
「やよいの青色申告」に飽きましたので(笑)、3つ目は「freee会計」へ変更しました。
上記の「わくわく」「やよい」といったインストール型ではなく、インターネット上のクラウド会計です。
freeeは2020年1月から2022年6月までの2年6か月利用していました。
銀行口座やクレジットカードの利用履歴をインターネット経由で取り込んでくれるのでとても楽ちん!
請求書を作成しそれに基づいて仕訳も作成できます。
経費レシートなどのクラウド保存もできて、仕訳との紐づけも可能です。
ただし、よく指摘されることですが考え方が特徴的(ユニーク)です。
取引から仕訳・帳簿・財務諸表まで一繋がりで作成するため、全体的な仕組みを理解していないと会計帳簿がグチャグチャになります。
簿記の知識が不要!と広告で言われていますが、特に最初のセットアップやAIに学習させる過程では簿記の知識は重要です。
出来上がった決算書が正しいかどうかチェックするためにも簿記の知識は必要です。
広告のうたい文句を素朴に信じるのはやめましょう。
いまはマネーフォワードを利用
2022年7月より、freeeから「マネーフォワード」へ変更しました。
freeeと同じくクラウド会計のソフトです。
会計、売上の請求書、経費の精算、経費の請求書の支払管理、経費レシートなどのイメージデータのクラウド保存もできます。
マネーフォワードへの変更時、当事務所も電子契約を導入しました。
freeeよりも従来の会計ソフトっぽさがあるため、馴染みやすいですね。
ITスキルが高い人は弥生よりも業務効率化を図ることができそうです。
どれでも良いけど相性はある
「わくわく財務会計」「弥生会計」「freee」「マネーフォワード」と当事務所の会計ソフトはコロコロ変えてきました。
当たり前ですがどれを使ってもちゃんと会計帳簿を作ることはできます。
ではどれを選べばいいの?という疑問がありますね。
「相性」で選べばいいのです。
では「相性」で重要な要素はなにか?
それは【経理歴】と【ITスキル】です!
【経理歴】【ITスキル】が無い方は弥生会計からスタートするのが無難です。
弥生会計はシンプルで良いですよ。
初心者にクラウド会計は非推奨です。
3年ほど弥生会計を使って、経理とパソコン操作に慣れてきたらマネーフォワードにチャレンジするのはいかがでしょうか?
当事務所はマネーフォワードの会員事務所です。
さいごに
いままで書いてきたことは税理士に顧問を依頼せずに自力で経理する方に向けたお話です。
税理士に依頼する場合は「会計ソフトとの相性」よりも「税理士との相性」の方が重要です。
当事務所の場合は「JDL IBEX出納帳」をオススメしています。
自主管理のマンション管理組合にはイノベリオス株式会社の「KURASEL(クラセル)」をオススメしています。
クラセルの導入にあたってはぜひ当事務所にご相談ください。
最後までお読みいただき、いつもありがとうございます m(__)m
2022.11.30記